10年ぶりの職場~いろいろ見てきておもうこと~

皆さまこんにちは。
気温の変動に左右され過ぎて衣替えのタイミングを掴めずにいる
社会福祉法人SHIP ラファミド八王子の世話人足達と申します
季節の変わり目は何かしらの変化を伴うものですが
私は本年1月、当法人の重度部門である「グループホーム友」から異動して参りました
今の事業所にはかつて在籍していたこともあり、かれこれ10年ぶりの再着任となります
※重度部門とは「重度知的障害者向けサービス事業部門」のこと。
中軽度部門とは「中度軽度障害者向けサービス事業部門」のこと。

ラファミド八王子は「中軽度部門」にあたります。


~10年かけて(やっと)見えてきた視点「見えないところを考える」~

業界未経験、福祉知識ゼロで2015年に入社して気付けば11年経ちました
どんな業界でも、専門知識、スキルを求められるものですが
かつての自分を振り返ると、そんな余裕など全くなく
目の前の出来事に体当たりすることを繰り返していました

例えば「氷山モデル
海上に浮いている氷山(目に見える部分)は、大きい塊の一部に過ぎない
それに倣い、利用者様が出している訴えのウラには別の原因があるから
そこ(表には出てこない部分)を理解して対応する
というものです



当時は( ゚д゚)ポカーンでしたが、精神障害、知的障害、発達障害など様々な障害をお持ちの方に接して知識・実践を積むことで
ようやく理屈で捉えることができるようになってきた気がします

例えば、統合失調症の代表的な症状に「幻聴」があります
幻聴は「不安」「孤立」「不眠」「過労
の要件が揃うと誰にでも聞こえてくると言われています
ですので「お薬飲めましたか?頓服を飲みますか?」に加えて
「眠れましたか?疲れのレベルはどのくらいですか?(発達障害をお持ちの方には具体的な数値で示してもらった方が答えが出てきやすいです)」など追加で聞くことで利用者様の現状をより把握しやすくなり、適切な対応に繋げやすくなりました。

ちなみに、先日この氷山モデルの進化版を教えてもらったので
いつか支援で使えたらいいなと思っています( ̄ー ̄)ニヤリ

もう1つ、利用者様の支援にあたっては過去を知ることも非常に重要です
我々の場合、入居なさるまでの経緯を「成育歴」として聞き取ります
私はこれを最初に読み込むようにしています

例えば、診断名は統合失調症でも、幼少期に家族との関係性に懸念がある時は
愛着障害の可能性を視野に入れます
また、愛着障害は脳の変容で発達障害のような症状が出ると言われているので
精神症状支援+発達障害支援+安心感のある関係性の構築
といったような組立てをして対応します
(中軽度部門ではここに加えてトラウマケアを重視しているようですが
個人的には現在学習中です)

このように、一口に支援といっても手段も可能性も多岐にわたりますが
このような記事が書けるようになった辺り
10年経って多少なり役に立てるようになったかなぁ…と思っています


~好きなこと+α~

話はガラッと変わりますが
先日掲載された本部事務局のブログに、かつて私が在籍していた重度部門のおすすめ度が
24年度→25年度で大幅に改善されたと書かれています

アンケートが教えてくれたSHIPの現在地 ~ 「働きやすさ・満足度・eNPS」から見えたこと ~ | 社会福祉法人SHIP
(25年度は私も管理職として関与しているので
結果に反映されていると嬉しいなぁ…(´-`).。oO)

仕事の難しさの単純比較は出来ませんが、重度には重度の難しさがあります
ですが、在任中の職員の定着率は
常勤、非常勤問わずとても高かったと記憶しています(つまり、辞めない

この要因は何なんだろうとずっと考えてきましたが
色々ある中で、コミュニケーション量があったと考えます
縦と横で業務の事から雑談まで日々行われる関係がある空間で
自ずと職場の安心感が醸成されていったのかなと思います
かくいう私も上司への報連相を頻繁に行い
自分が管理職になってからは可能な限り部下の状態把握を行い
自身や部下の安心感の確保に努めてきたように思います

部門が変わっても、業務上の困りごとを一緒に解決したり
日々のコミュニケーションを通して安心感の醸成に努めたいと思います
また、気持ちや雰囲気は伝播するものなので
利用者様の安心・安全を担保する意味でも重要と考えます




~結びに~

事務局の同ブログに、管理職登用や異動を前提としない新たなキャリア設計という話が出ていました。

職員のキャリア形成の選択の幅が広がる可能性があるとてもよい取り組みだなと感じました。
今後も時代や価値観の変化に柔軟に対応しながら質の高いサービスの提供に努めていきたいと思います。

このブログを読んで、ラファミド八王子に興味を持った障がいをお持ちの方や、仕事内容に興味を持った方は、いつでもご連絡を頂けたらと思います。

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