自分の物は自分で~預かり物の管理編~
みなさんこんにちは。
余暇用と生活用とで財布を分けて管理したいラファミド八王子の足達です
ラファミド八王子は理念として「自分のできる部分を増やすこと」を掲げています。
これは「職員に管理を任せることを減らす」とも言い換えられます。
事業所では、利用者様のお金や貴重品などを必要に応じてお預かりしていますが、利用者様の状態によって差はあるにせよ、ゆくゆくは自己管理できるものが増えてほしいという気持ちで関わっています。
先日、担当している利用者様と相談し、職員がお預かりしている貴重品の整理を行いました。
下の写真が今までお預かりしていたものです。遠目で分かりづらいかもしれませんが、一言でいうと全部預かっていました。*黒い箱は小銭入れです。
長年このような形でお預かりしていたので、預かり品を無くすことについて当初は、利用者様が前向きに自己管理していこうという気持ちを持てていませんでした。職員の考えを伝えつつ、ご本人の要望を聴き、「お金は使ってしまうから預かってほしい。他の物は自分で持つ」という結論に至りました。その結果、下の写真のような形まで預かり物が減少しました。
また、ご本人管理になったものは入れ物を購入し1ヵ所に集約しました。
さらに視界に入ると気になってしまう利用者様の特性に配慮して、クローゼットの中で管理するようになりました。
障害者手帳、自立支援医療など日常的に使用するものはご本人のカバンで管理することになりました。
管理移行後は、特に気になる様子はなく、落ち着いて過ごすことが出来ています。
事業所での預かり物を減少させる事で紛失のリスクが減少するなど職員側にとっても利点もありますが、何よりも利用者様の責任感を育む事につながると考えます。
ラファミドの利用者様は、自立して一人暮らしをご希望する方が多いので、その最初のステップとして今後も利用者様のできる部分を少しずつ取り組んでいきたいと思います。