~“寄り添う支援”を振り返って~

こんにちは!ラファミドの安田です。
今年も 暑い夏でした~
今年は、久しぶりにK珈琲店のかき氷を食べました。
かき氷+ソフトクリーム+小倉あん(練乳は別添え)。
かなり大きかったので、満足でした~
甘い物は、脳内環境を整える為に欠かせない 今日この頃です。
ある日、ある時、突然・・・
まさに、天から降りてくる感覚でした。
→「寄り添う支援をしているよね?」
→「寄り添う支援をしているはず…」
→「寄り添う支援をしているつもり…」と、
自問自答し、振り返る機会がありました。
それを確認する為、今更ですが…(はずっ!)
そこで、“寄り添う支援とはどのような支援なのか”答え合わせをすることにしました。
福祉の現場で求められる「寄り添う」とは
障害福祉や相談支援制度では、本人の意思決定や自己選択を尊重することが
基本理念とされています。
「寄り添う支援」とは、どのような支援なのでしょうか?
(資料を元にまとめました)
寄り添いとは、単に「優しくする」ことではありません。
・本人の気持ちや価値観を尊重する。
・否定せずに、まず「そう感じていること」を受け止める。
・本人のスペースや選択をできる限り大事にする。
こうした姿勢のことを指すことが多いです。
利用者様の安心感・信頼感をつくる力が必要になってくるのではないでしょうか。
人は安心できる相手でないと本音を話しません。
一方的なアドバイスや指示が続くと、「どうせ分かってもらえない」と心を閉ざします。
丁寧に話を聴き、評価や善悪を急いで付けない。
つらさや戸惑いに「そう感じるのは自然なことですよ」と言葉を添える。
↓
こうした寄り添いが必要ではないでしょうか。
※“本人の意思を尊重する”、“本人に丸投げする”とは違います。
また、“支える”と“代わりに全部決めてしまう”事も別です。
【支援では、次のようなバランスが大切】
・本人が決められる部分は、できるだけ本人に決めてもらう。
(ただし、情報が足りない場合はわかりやすく説明する)
・危険が大きい場合は、必要な安全配慮をしながら一緒に考える。
・寄り添いは、“このバランスをとるための姿勢”です。
→この“支えすぎ”と“任せすぎ”のラインがあいまいになると、
共依存に近い関係になっていくのではないでしょうか。
※共依存とは
お互いがお互いに過度に依存し合う関係を指します。
・一方が相手の問題や感情を“自分の責任”と感じすぎる。
・相手のためと言いながら、実は自分もその関係にしがみついている。
↓
表面上は、“とても熱心な支援”に見え、外からは気づきにくい事がある。
お互いの境界が曖昧になり、“過度に依存し合ってしまう関係”を指します。
福祉・相談の現場では、共依存的な関係が生まれやすいとされています。
【原因】
・いつも同じ職員だけが特定の利用者を担当している。
・支援者が「自分しかこの人を理解できない」と感じている。
・利用者がその支援者にだけ強く依存し、他の職員とは関わろうとしない。
・支援者が休みの日や勤務時間外にも、個人的に対応してしまう。
↓
本人や支援者の「いい人でいたい」「役に立ちたい」という気持ちが強いほど、
共依存の落とし穴にはまりやすくなります。
共依存と健全な支援の違いは、表面からはわかりにくいことがあります。
【共依存と健全な支援違い】
ポイントになるのは、
「その関わりが、長い目で見て本人の力を育てているかどうか」です。
例えば、次のように比べてみるとイメージしやすくなります。
【支援】
本人ができる部分は時間をかけて見守り、必要なサポートだけを一緒に考える。
【共依存に近い関わり】
本人が不安そうにすると、すぐに代わりにやってしまい、その状態が続いている。
結果として、本人の「できること」が増えているか。
あるいは、むしろ「できない」「頼らないと不安」という気持ちが強くなっていないか。
ここが大きな違いになります。
【共依存を防ぎ、寄り添う支援へ】
「代わりにしてあげる」から「一緒にやってみる」へ
支援の場面では
「時間がないから」「失敗したらかわいそうだから」と、支援者が代わりにやってしまいがちなことがあります。
・書類を代わりに書いてあげる。
・電話の内容をすべて支援者が言ってしまう。
・手続きの選択を支援者が決めてしまう。
↓
必要な場合もありますが、いつも代わりにやっていると、本人の「できるようになる機会」を奪ってしまいます。
そこで意識したいのが、
1:最初は一緒にやってみる⇒2:苦手な部分だけ支援者が補う⇒3:うまくいったところを一緒に振り返る。
というステップです。
少しは時間がかかりますが、長い目で見ると本人の力が増え、支援への依存は減っていきます。
【「できたこと」に一緒に気づく関わりへ】
共依存を避けつつ、寄り添う支援のポイントは「できていないところ」ではなく、
「できたところ」「変化したところ」に一緒に目を向けることです。
・以前よりも、自分で選べたこと。
・前はできなかったが、今日は一部だけでも挑戦できたこと。
・困ったときに、「助けて」と言えるようになったこと。
↓
こうした小さな変化を支援者と一緒に確認できると、本人は「自分にも力がある」と感じやすくなります。
その結果、支援者への過度な依存ではなく、「自分の力を使いながら支援も活用する」関係へと近づきます。
【支援計画と記録を「関係性の地図」にする】
支援計画は単なる「書類仕事」ではありません。
どんな目的で、どのような関わりをしているのかを、チーム全体で共有する為の「地図」のようなものです。
・目標が「安心して話せる関係をつくる」だけで終わっていないか。
・「できるようになったこと」「自分で選べたこと」が記録されているか。
・特定の支援者とだけ深く関わっていないか。
このような視点で見直すことで、関係性が共依存に傾きつつないかを、早めにキャッチできます。
「寄り添い」を手放さずに。共依存を避ける為に支援者自身の価値観を見つめ直す
共依存的な関係になりやすい背景には、「支援者自身の価値観」が影響している事もあります。
・役に立てない自分には価値がないと感じてしまう。
・断ること=冷たいこと、だと思ってしまう。
・頼られることがうれしくて、つい頑張りすぎてしまう。
こうした価値観は、決して「悪いもの」ではありません。
むしろ、多くの支援者が持っている優しさの表れでもあります。
↓
大切なのは、その価値観に自分で気づき、必要に応じて「ちょうどよい使い方」に調整していく事です。
【まとめ】
やさしさを守りながら、健全な支援関係を育てるために。
1:寄り添いは支援の土台ですか、「支えすぎ」「任せすぎ」のバランスをとる。
2:「抱え込みすぎていないか」を定期的に振り返る。
3:「代わりにやる」ではなく「一緒にやる」支援へシフトすることで、本人の力を育てる。
4:ご本人ができる部分は時間をかけて見守り、必要なサポートだけを一緒に考える。
5:ケース会議、組織のルール作りを通じて、一人で抱え込まない仕組みを整える。
6:支援者自身の価値観を見つめ直す。支援者の価値観を相手に押し付けない。
もし、今かかわっている支援で「距離が近すぎるかも」と感じていたら、
それは真剣に向き合っているからこそ生まれた感覚です。
その感覚を大切にしながら、同僚や上司と共有し、一緒に関わり方を見直していく。
それが、利用者様の自立と、支援者自身の健康を守る、第一歩になるのではないでしょうか。
【最後に】
寄り添う支援の答え合わせの結果は、
今までの支援でできていた事があったり、見直す必要があったり、気づきがありました。
時々、振り返る事が大切だと思いました
「支えすぎ」「任せずぎ」のバランスを取りながら、明日の支援に生かそうと思います。
