できる力を信じる
「やってもムダ」「できるようにならない」という考え方でなく、利用者様の個々のできる力を信じます。
ラファミド八王子では、地域での生活を通じて、ご本人の目標を引き出し、自分で「できる部分」を積み上げ、自信をつけ、自分で望む生活を手に入れてほしいと考えます。 関係機関のみなさまと連携し、利用者様の意思を尊重したうえで、地域にとけこみ、あたりまえの生活をできるよう職員全員でサポートをしていきます。
-簡単な自己紹介をお願いします。
はじめまして、ラファミド八王子のサービス管理責任者をしている遠藤と申します。
障害者支援の仕事に就いて12年になります。初めは障害者支援施設で施設の中で暮らす方のサポートをしておりましたが、現在は地域の方のサポートをしております。
プライベートでは趣味で週に1回程度フットサルを楽しんでいます。仕事でもプライベートでも『チームの輪』を大切にして、『ゴール』を目指し爆走しています。
-障害者支援施設から転職を決意した理由は何だったのでしょうか?
障害者支援施設の中での暮らしをサポートする仕事をしていた頃、地域にはより多くの障害者が生活していること、そういった方の中にはサポートが不足していて生活に困っている方が多いということについて知りました。
施設での仕事もやりがいを感じていましたが、一方で地域にはまだまだ困難を抱えて人がたくさんいる。わかっていても何もできない、そんなモヤモヤを抱えていた時に、今の法人との出会いがありました。そして、『まず助けます』という方向性に共感し入社することを決意しました。
-法人理念に共感し入社後、働いてみて何か感じたことがありましたか?
障害者支援施設に在籍していた頃は、「支援者が何でもやってあげること」が支援という意識がありました。今思えば、利用者様が頑張ればできそうなことでも率先して「サポート」していました。
SHIPで地域生活する利用者様のサポートを続けていく中で、支援とは「自分ができる事は自分で、苦手なことは支援者がサポートすることである」と捉えるようになりました。
『自分ができることは自分でやる』なんて考えてみれば当たり前かもしれませんが、SHIPで働く前までは、なかなかその当たり前に気づけませんでした。
-支援をするにあたり心掛けていることを教えてください。
利用者様一人ひとりの「実現したい希望」をうかがい、その実現に向けてどんな取り組みが必要なのかを個別支援計画書にまとめ、チーム支援としての方向性を示すようにしています。
また、目標は当初の内容と変わることもあります。実際の状況を確認しながら定期的に計画を見直しご本人の変わりたい(=成長したい)という意欲を掻き立てていくこと、この2つがサービス管理責任者の大きな役割であり、心掛けている部分です。
-最後にラファミド八王子を代表して、ホームページを見てくださっている方へメッセージをお願いします。
ラファミド八王子での生活の中で金銭管理やその他諸々の生活スキルを身につけていただく、もしくは必要なサポートの程度を明確にしていくことで、それぞれが目指す希望に近づいていただくようにしています。
ご本人はもちろんのこと、ご家族や医療従事者、その他関係者の方にも、まずは、ラファミドの活動を知っていただくことに尽きると思います。
居室が満室時でも、見学は受け付けておりますので、随時、みなさまからのお問合せをお待ちしております。
このインタビューだけでラファミド八王子の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-自己紹介をお願いします。
ラファミド八王子(以下、ラファミド)でサービス管理責任者をしている矢部と申します。
前職は、生活訓練事業所で精神障害者の自立訓練(生活能力向上の支援)をおこなっていました。
-生活訓練からグループホームの仕事に転職した理由をおしえてください。
前職の生活訓練事業所では、地域で生活する障害者の方の生活の一部にしか携わることができず、支援の限界を感じていました。そのため利用者様の生活の場である、グループホームの仕事を通じて、地域で生活する障害者の方のサポートをしたいと思い入職しました。
-社会の中で障害者グループホームはどのような存在だと感じていますか?
グループホームの役割は、地域の中で安心して生活できる家を提供することであり、人によっては一人暮らしをするためのトレーニングの場でもあります。
しかし、利用対象者の方だけでなく多くの人が、グループホームの役割について認知する機会が不足していると感じています。そのため、グループホーム利用の必要性がある方でも、実際にグループホーム利用まで結びつかないケースが存在しているのではないかと思っています。
グループホームに限らず福祉サービスについての普及啓発活動をおこない、福祉サービスについて認知度の向上を図っていきたいと考えています。
-普段はどんな仕事をしていますか?
利用者様の将来の目標設定に合わせた支援のプランニングとして、個別支援計画の作成することがサービス管理責任者の大きな役割です。
そして、役職名の通り、職員が適切に支援を行うことができるように教育やサービスの管理をおこなっています。
-管理職として部下の育成はとても難しいお仕事だと思いますが、具体的にどんなことを伝えているのか教えてください。
『個別化』と『自己研鑽』の必要性について部下に伝えています。
『個別化』では、利用者様一人ひとりのニーズ(支援での必要性)とデマンド(利用差様から発せられる要求)を把握し、適切な支援を提供することについて伝えています。
『自己研鑽』は、日々新しく情報が更新されていく障害や病気に関する知識を学び、支援技術の向上を図れるように伝えています。
-利用者様を「個別化」して、職員が「自己研鑽」ができていると事業所はどうなりますか?
職員が成長すると、それぞれの病気や障害の特性のみならず、強みであるストレングスも支援の中に取り入れることができると思います。また、社会との相互作用の中で、どのようなメリットやデメリットが生じているのかにも気づくことができます。
そして、「アパートへ転宅して一人暮らしをしたい」などといった利用者様のできる部分を増やし、できない部分をサポートしながら、その人なりの『自己実現』を叶えられる、そんな事業所になると思います。
-最後に、利用者様の「自己実現」を叶えるために工夫していることがあれば教えてください。
利用者様の中には過去の失敗経験から自己肯定感が低い方が多いです。自己実現に向かっていくためには、自分自身を肯定的に評価することが必要であると思います。
そのため利用者様が自己実現に向かって進んでいけるように、生活や対人関係の目標や課題をクリアする『成功体験』をたくさん経験していただけるように支援していくことが必要だと思っています。
このインタビューだけでラファミド八王子の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-まずは、簡単な自己紹介をお願いします。
ラファミド八王子で主任世話人をしている成瀬です。3,4棟を担当しています。
-どんな仕事をしているのですか?
利用者様の金銭管理、洗濯掃除の生活支援、健康状態や精神状態を保つための面談などをおこなっています。
「ラファミド八王子」は全部で7ユニットあります。それぞれ建物の特徴は違いますが、私が勤務しているユニットはドミトリータイプ(共同住宅)なので、職員と利用者様との距離は比較的近い印象です。
ラファミド八王子の定員は全体で51名、男性向けのグループホームです。私は、ほとんどのユニットに携わってきましたので、各ユニットの特徴を簡単にお伝えします。
1,2棟のユニットには金銭面や健康面などで直接的なサポートが必要な方が多く、3,4棟のユニットには相談によるサポートで自立を目指す方が多い印象です。
そのほか、5,6,7棟のユニットはアパートタイプなので、一人暮らしに近い環境で自立した生活を送っていらっしゃる方が多い印象です。
-福祉や心理の仕事に興味をもったキッカケはどんなことだったのでしょうか?
もともとダウン症の同級生がいたり、近所に緘黙症(声を出せなくなってしまう症状)の方がいたりと、障害をお持ちの方が身近にいる生活環境でした。その影響もあってか、高校生のときに心理学に興味を持ち、心理学部のある大学へ進学し、お子さんの支援からやってみたいと考えました。
卒業後は、東京都内の児童館を皮切りに、教育相談員として数年働きました。とにかく毎日忙しく、お子さんの発達支援、その親御さんとの面談、市内の学校を巡回して授業に出られないお子さんをみて相談につなげることも仕事でした。
-教育相談員として働いていた頃の支援について教えてもらえますか?
とくに心に残っているお子さんがいます。
相談員として支援をしている間は、勉強も嫌いで運動も苦手、どちらかというと学校生活に馴染めないお子さんでした。ポケットにずっと手を突っ込でいたり、言葉遣いも荒かったりなど、反抗的な態度を取っていました。
そのお子さんが特別支援学校に入って2年後、たまたま学校見学に行ったときのことです。なんとそのお子さんが生徒会長になっていたのです。
当時は私のことを呼び捨てにするか、声すらかけてくれなかったのに、再会したときは「成瀬さん、お久しぶりです!」と丁寧な言葉遣いで他の生徒の模範となり、とても輝いてみえました。
相談員として直接支援をしたのは1年だけでしたが、環境や役割・本人のやる気次第でここまで変われるのかと思うと、とても勉強になりました。
-社会福祉法人SHIPに入社した理由も教えてください。
教育相談がメインでしたので18歳までのお子さんを対象に支援をしていましたが、そのお子さんたちが学齢期を過ぎて成人したのち、どのように過ごしているかを知りたいと考えるようになりました。
そこで、教育相談の延長線上にある福祉分野の、とくに生活支援に密着できるグループホームに興味が湧き、SHIPの求人に応募をしました。
-最後に、ラファミド八王子の雰囲気を教えてください。
支援の現場は、結果に結びつかないことが多く、それもまた成長のためのプロセスだと思うようにしています。そういった環境だからか、プラス思考、前向きな人が多いです。
「作業所(日中に活動する場所)休みました」との申し出を受け、(う~ん、今朝は元気そうだったけれどなぁ・・・)と感じることもあります。
ともすれば、社会人としての姿勢を指摘しなければならないような場面です。
一方、その方の背景にある真面目すぎる完璧主義的な考え方に配慮すると、「素晴らしい!そのくらい余裕を持って自分に優しくしていきましょう」とお声かけできますし、「次にむけてリフレッシュしましょうか?」と提案することもできます。
ただ明るい、ただ優しい、といったこととはちょっと違います。みんな活気があってめげない、へこたれない雰囲気が「ラファミド八王子」にはあると感じています。
このインタビューだけでラファミド八王子の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-まずは、簡単な自己紹介をお願いします。
グループホームラファミド八王子(以下、ラファミド)で世話人をしている谷垣です。
以前はテレビ業界で働いていましたが、仕事を通して福祉に関心を持ち転職し、高齢者施設、障害者施設で働き、2020年3月に社会福祉法人SHIPに入社しました。
-SHIP(ラファミド)に転職した理由を教えてください。
前職では他社の就労継続支援B型の事業所で働いていましたが、ノウハウのない中、手探りで仕事に追われる生活が続き、転職を決めました。
介護ジョブ(転職サイト)の担当者からSHIPを勧められ、グループホームの経験はなかったのですが、興味はあったので面接を受けてみました。
そして社会福祉法人SHIPに今までの職場とはちがうものを感じ、その日に入社を決めました。
-転職してみて、どうでしたか?
今まで働いてきた職場とくらべて職員間でコミュニケーションが取りやすく、建設的な話し合いができ、悩みも気軽に相談できます。研修などの学ぶ機会が多く、市役所や病院などの関係機関と連絡を取ることも多いので、スキルアップできる環境だと感じています。
また、仕事と休みのオンオフの切り替えがしやすく、家族と過ごす時間も増え、ライフワークバランスも取れるようになりました。
-ラファミド5・7棟での仕事内容を教えてください。
利用者様の掃除、金銭管理、服薬管理など、生活全般の支援をしています。
私の担当するユニットはアパートタイプで、利用者様は合計12名おります。ほとんどの方が就労継続支援やデイケア、アルバイトなどの日中活動に通っておられ、一人暮らしに近い形で生活されています。そして、一人暮らしを目指している方もいらっしゃいます。
-ラファミドの仕事のやりがいを教えてください。
ひとつのキッカケや動機づけ、少しアプローチを変えることで、昨日までできなかったことができるようになり、「こんな関わり方が良かったんだな」と発見があります。ひとつ上手くいくと、後からもスムーズに進んでいくことに、やりがいと面白みを感じています。
たとえば、日中活動先に通えなかった方に最初だけ同行したら、後はご自分で通所できるようになった。掃除ができなかった方に掃除の手順やモデルを示すと、ご自分で継続してできるようになった。この2つのエピソードがとくに印象に残っています。
最初はどちらも『できるだろう』という思い込みがありました。でも、個別に必要な支援について同僚の世話人と話し合いを重ね、アプローチを変えることで手ごたえをつかんでいます。
-特に力を入れている支援はありますか?
ご自身で気づいてもらえるような支援、関係者機関と連携しての支援、この2つです。
精神障害をお持ちの方だと、普通に生活していたのに急に病気になったことで自分の障害を受け入れられず、こちらが心配な点を伝えても抵抗される方もいらっしゃいます。
ですから、そういった心理状態に配慮した支援が必要になります。病院や通所先、訪問看護、計画相談、市役所、家族など、ご本人を取り巻く関係者と連携を取って客観的に今の状態を伝えること。そして、アイメッセージで支援者としての意見を伝えること。この2つをバランスよくおこなうよう心がけています。
そして、ご自身で気づいて、ご自身の意思で安心・安全な生活を送ってもらえること。そのために通院や日中の活動など、必要な社会資源につなげることに支援の重点を置いています。
-最後に、今後の目標を教えてください。
社会福祉法人SHIPの中で色々な人と関わりたいです。
SHIPにはたくさんの事業所があるので、ラファミド以外の事業所を回って、経験して、他の職員の人たちのやり方を吸収し、知識と人脈を広げたいと思っています。
そのために「今日一日をやる」ということに重きを置いています。一日一日に集中することで、いろんな事業所で求められる人材になりたいと思っています。
このインタビューだけでラファミド八王子の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-まずは、簡単な自己紹介をお願いします。
ラファミド八王子12棟で世話人をしている菊池です。
大学を卒業後、マーケティングの営業職を経験した後、社会福祉法人SHIPに入社して「EXP立川(就労移行支援)」の就労支援スタッフとして約3年、一般就労に向けたサポートをしてきました。
その後、生活の場における支援を学ぶために、現在の障害者グループホーム「ラファミド八王子」に異動してきました。
-ラファミド八王子での支援サービスにあたって、一番大切にしていることはどのようなことですか?
「支援される部分を少なくし、自分のできる部分を増やすこと」が事業所の理念です。
支援の一例を紹介すると、
「清掃がしたい!」という意欲はあるもののなかなか手がつかない・・・という方もいらっしゃいます。少しでもできる部分をしていただくために、たとえば、整理(いるモノ・いらないモノの選別)の役割を担っていただき、自己選択することで動き出しをサポートするような支援をしています。
また、「障害の部分は社会資源を活用して補完し、自立へと導くこと」も理念のひとつです。
健康面の改善に向けて、金銭やお薬の管理を厳格にさせていただく場合もあります。ご本人にはストレスの溜まる状態ですので、移動支援という外出の余暇サービスを活用して、その時だけは自由を満喫していただけるようにサポートしています。
-支援を提供するうえで、気をつけていることや専門的に取り組んでいることはありますか?
今までの生育歴を拝見すると、家庭や教育環境の中で、指示指導・否定的な関りを受け、自分の意志を抑圧してきた利用者様が多いと感じています。
そこで、専門的に取り入れている面接技法は「動機づけ面接法」です。この面接法では、相手の中に眠っている『願望』を積極的に聴いていくのが特長です。
「○○したい」「○○をやってみたい」このような発言がたくさん出てくると、後を追うように「○○ならできそう」「○○をする必要がある」といった変化に向かうポジティブな言葉も出てきます。
そしてその願望に向かって変化を成し遂げていけるようようサポートしていきます。
-これから、さらにスキルUPしていきたいことはありますか?
中度の知的障害(愛の手帳3度)の方々に対する支援の引き出しを増やしていくことです。
そのような利用者様には、認知行動療法のようなサポートよりも、環境面に働きかけて適応を促すようなサポートの方が役に立つことが多いと感じています。
そのため、もっとTEACCHプログラムや構造化支援を学ぶことで、理解や行動をサポートし、中度知的障害の方々の生活がスムーズになるようにしていきたいです。
-これからラファミド八王子をどのような事業所にしていきたいと考えていますか?
利用者様一人ひとりに担当職員が配置されていますが、より良い支援が提供できるようにチーム全体で話し合う時間をより確保して、チームで連携して支援提供したいと考えています。
そう思ったキッカケは、自分だけの支援だと知識や経験が偏って、どうしても視野が狭くなりがちです。もっと他の視点を入れることで、支援の幅を広げて、より質の高い支援を提供していきたいと思っています。
みんな忙しく働いていますので、まとまった時間を取ることは難しいかもしれません。会議のシステムを変えてみたり、ちょっとしたアイドルタイムを活用するなどして、チームとしての支援力を高めていきたいです。
-ホームページをご覧になっている方へのメッセージをお願いします。
自立した地域生活が送れるようにサポートさせていただきます。
生活の不安や困りごとをお気軽にお話しください。
このインタビューだけでラファミド八王子の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-まずは、簡単な自己紹介をお願いします。
世話人として利用者様の生活面全般のサポートをさせていただいております国府です。
大学院まで福祉や心理を学んだ後、行政の職員として児童虐待への対応や家庭支援、スクールカウンセラー、大学の学生相談室、DV等の電話相談など、これまで多くの相談業務に携わってきました。
社会福祉法人SHIPには2021年5月にEXP立川の就労支援スタッフとして入社しました。
このときの経験からもっと生活に密着した支援に携わりたいと考えるようになり、ラファミド八王子に異動してきました。
-たくさんの経験の中から、今の仕事に役立っていることありますか?
家庭支援の仕事を担っていたときの経験がとても役に立っています。生活に困っている人たちが、地域で生活するうえで利用できるサービスを色々と知ることができました。
また、どの職場でも多機関・多職種で連携して対象の方を支援していくことが求められていましたので、ラファミド八王子でも同僚や他の支援機関と役割分担をしながら対応するなど、チームとして動いていくための心得が役立っていると感じています。
-支援サービスにあたって一番大切にしていることはどのようなことですか?
利用者様の “こうしたい/やってみたい/こうありたい” という思いを尊重することを大切にしています。
「いろいろなことにチャレンジしたい」「淡々と暮らしたい」「日々の生活の中に幸せを感じて暮らしたい」「ラファミドでの生活を自立への一歩にしたい」など、いろいろな考えの方がいて、お互いにお互いを受け入れて安心して生活できる環境づくりをしていくことです。
一方、グループホームは共同生活の場でもあるため、みんなが安心して生活するためのルールも大切になってきます。
ルールを守りながら “こうしたい、やってみたい” の思いを実現できる方法について、利用者の皆さんと一緒に考えることを意識して支援を進めています。
-現在の支援課題とその解決方法をどのように考えていますか?
わたしの担当しているユニットには症状の軽い方や生活スキルの自立した方が多いため、関わりの頻度が少なくなりがちな利用者様もいらっしゃいます。
その場合、何か手伝ってもらいたいと感じていても、遠慮から困りごとを発信されない方も少なくないと感じています。
スタッフの側でも、“あの人なら大丈夫だろう” と思い込んで、本当に支援が必要なタイミングでお声がけできないこともあると感じています。
解決の方法として、巡回時の決まった確認ごと以外にも、雑談を増やしたり、お困りごとはないか具体的に尋ねてみたり、時には「おせっかいの心意気」が必要なこともあるのではないかなと考えています。
また、専門的な支援スキルとしては、オープンダイアローグ(対話による治療の手法)を身につけて、事業所全体で取り組みたいと思っています。
-最後にホームページをご覧になっている方へのメッセージをお願いします。
ラファミド八王子は、スタッフ全員が日々自己研鑽に励みながら、その成果を事業所全体で共有し、チームとしてよりよい支援ができるよう努めています。
また、支援機関の皆様とも細やかに連携し、地域全体で利用者様をサポートするネットワークの一員になりたいと思っております。
入居などのご相談につきまして、ぜひ一度お問い合わせくださいませ。お待ちしております。
このインタビューだけでラファミド八王子の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-まずは、簡単な自己紹介をお願いします。
グループホームラファミド八王子(以下ラファミド)の3・4棟で世話人をしている篠崎です。
SHIPには2021年2月に入社しました。前職はタクシー会社で、転職先を探していた時にラファミドの求人を見つけ、こんな仕事があるのだと興味を持ちました。
-全く違う業界から福祉に転職したのはなぜですか?
福祉の経験はまったくの初めてでしたが、友だちに発達障害の人がいたこともあり、少し身近なものではありました。
もともと人の役に立ちたいという気持ちがあったこともあり、ラファミドを見学させてもらったときに職場の柔らかい雰囲気に惹かれ、転職を決めました。
-続いて、ラファミドでの役割や仕事の内容を教えてください。
担当している3棟と4棟は、中軽度の知的・精神障害をお持ちの男性が対象の、ドミトリータイプの滞在型ユニットです。
日常の基本的な生活はご自身できている方が多く、一人暮らしを目指している方もいらっしゃいます。日中は、病院のデイケアや、就労継続支援B型事業所などに通っている方が多いです。
みなさんのお悩みの相談に乗ったり、お金やお薬を自己管理する練習をいっしょにさせてもらったり、支援機関の方々との情報の共有や連携などをおこなっています。
また、利用者様が何を求めているのか、何をしたいのかを、こちらの押し付けではなく話を聞けるように意識して、小さな目標からステップアップしていけるような支援をおこっています。
-仕事のやりがいを教えてください。
利用者様といっしょに設定した目標を、達成していく姿が見られることです。
むずかしい場合も多いのですが、小さなことでも「できました!」と報告に来てくださると、自分も嬉しいなと思います。
-支援の中で、大変なこと、気を付けていることはありますか?
利用者様の目標に、自分が入り込み過ぎてしまうことです。
あくまで、課題に取り組むのはご本人なので、上手くいかないからといってこちらが悩み過ぎたり、自分の気持ちを押し付けてしまったりせず、支援者としてできることの線引きを意識しています。
また、利用者様との距離が近くなり過ぎて、支援者ではなく友だちのような関係になってしまわないよう、必要なときは、利用者様に説明する、言葉遣いに気を付けるなどしています。
-最後に、今後の目標や課題を教えてください。
まずは、精神保健福祉士などの資格を取ることです。現在、SHIPの資格サポート制度を利用して取り組んでいます。
まだまだ福祉の知識は知らないことが多いと感じるので、カバーしていけるようになりたいと思います。
まだグループホームでの生活の場面しか経験がないので、就労継続支援B型では実際にどのような作業をしているかなども見てみたいです。色々な経験を経て、将来はサービス管理責任者を目指していきたいと思っています。
職場には、自分がやりたいと思うことを歓迎される雰囲気があります。ですから利用者様の要望を聞いて、新しい支援を提供していきたいとも考えているところです。
このインタビューだけでラファミド八王子の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-まずは、簡単な自己紹介をお願いします。
ラファミド八王子の1,2,6棟の世話人を担当しております前迫です。
介護福祉士の取得を目指した専門学校を卒業後、就労継続支援B型の事業所に就職し約5年間働きました。
その後、SHIPに入社することになりました。SHIPを選んだ一番の理由は「研修体制の豊富さ」です!
以前の職場は、残念ながら研修制度がほとんどなくて、研修を受けるなら外部でご自由にどうぞ、という感じでした。
-仕事のやりがいを教えてください。
利用者様といっしょに決めた約束事などがスケジュール通りこなせていると、とてもやりがいを感じます。
たとえば、生活支援の場面ではお部屋の掃除をお手伝いすることがあります。障害の特性からこだわりがあり、部屋の物の定位置をいじってほしくない方もいらっしゃいます。
でも、面談により話し合いを重ねていくと、少しずつ譲歩してくださって「ここは片づけていいよ」「ここは自分で掃除するよ」などと言ってもらえるようになりました。
そのようなプロセスを経て、具体的に掃除の手順や方法を決めて、時間をかけてだんだん部屋がキレイになっていく光景を見ていると、とてもやりがいを感じます。
-支援を進めていくうえで、難しさを感じることはありますか?
どこまで支援をするかのバランスが非常に難しいと感じています。
とくに金銭管理のサポートは、締め付けすぎるとパターナリズムになってしまいますし、任せすぎるとネグレクになりかねません。
そういった判断の難しいケースでは、保護者や支援機関との調整や関わりも含めて、カンファレンスを開催して方針を共有していくことになります。
-スキルアップのために取り組んでいることはありますか?
最近、利用者様との面談をする時間がとても増えてきました。そのため、あらためて基本的な技術に立ち返って利用者様と関わっていくことが大切だと感じています。
ちょうど今、社会福祉士の勉強をしているので、バイステックの7原則などを復習している最中です。
個人的な勉強に加えて、認知行動療法や動機づけ面接法などのスキルも内部研修で学んでおり、知識と経験を通して適切な関りができるようにと考えています。
-ラファミド八王子の職場の雰囲気を教えてもらえますか?
スタッフ同士が「これは違うな」と思ったことは、けっこうバシバシ指摘しあっています。ですが風通しはとてもいいので、溜めこまないというか、本当によい環境で仕事ができていると思います。
たとえば、冗談なのですが利用者様に「このままでは入院ですね」と言うスタッフがいたときのことです。
「入院というワードはセンシティブな言葉なので、そういった冗談は止めた方がいいと思う」と率直に伝え合った後、「お互いに気をつけましょう!」といい雰囲気で終わるような出来事がありました。
思ったことをため込まずに伝えられるからこそ険悪な雰囲気にならず、むしろ改善につながっていく職場の風土は素晴らしいところなんだと思います。
このインタビューだけでラファミド八王子の支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。