ラファミド八王子 は、社会福祉法人SHIPが誕生するきっかけとなった事業所です。

たくさんの関係機関のみなさま、近隣住民のみなさまに支えられながら、2008年より長い年月が経過しました。

当時から変わらず、下は10代、上は70代まで、知的または精神障害をもつ人を幅広く受け入れてきました。利用者様の心身の状況は多岐にわたるため、住環境と支援の両面のサービスの充実が必要になります。環境面では、3名定員の共用タイプから9名定員のアパートタイプがあり、利用者様の希望や状況に応じて選択が可能です。

支援面では、質の高い人材を育成するため、法人事務局内にヒューマンリソース推進室を立ち上げ、職員の内部研修に力を入れています。利用者様の個別性にあわせた多様なアプローチが必要なため、CBT（認知行動療法）やMI（動機づけ面接法）など理論に基づく専門的な援助技術を習得できるよう、研鑽に励んでいます。日中については、同一法人の就労継続支援B型エスプリが近距離にあり、職員同士が連携をとりながら支援をおこなっています。

就労継続支援B型で就労準備性を整え、一般就労し、就労が安定したのちに、アパートへ転宅するケースもあります。

個別支援計画の目標は、必ずしもアパートへ転宅することだけが目標ではなく、「できること」を増やし、選択肢を増やすことによって、生活の幅を広げ、地域にとけこめるあたりまえの生活を実現していきます。

社会福祉法人SHIPのグループホームは、すべてのユニットを「介護サービス包括型」にて運営し、かつ「夜間支援体制」を整えているため、昼夜問わず利用者様に安心と安全の場を提供することが可能です。

• 介護サービス包括型・・・同一法人の職員が介護サービスを提供するグループホームです。
• 夜間支援体制・・・夜勤を配置し、利用者様に対して夜間に介護等をおこなうための体制を確保しています。

「 支援される部分を少なくし、自分のできる部分を増やすこと 」

「 障害の部分は社会資源を活用して補完し、自立へ導くこと 」

ラファミド八王子 では、運営主体である社会福祉法人SHIPの掲げるこの２つの基本理念をもとに、障害（精神・知的）をもつ人の地域生活を支援しています。

例えば、長い入院生活により衰えてしまった生活力を、入院前の状態にとりもどすため、個人ごとに掲げた目標にあわせて「できる部分」を増やしていきます。服薬・通院・買い物など、「あたりまえの生活をできるようになる」ことが実現するよう職員は見守り、支援します。

• 滞在型とは・・・利用期限なし
• サテライトとは・・・おおむね3年で直接アパート契約へ切替え
• 2018年8月現在、全ユニット男性のみを対象としています

滞在型の特徴

長期入院をされていた方や、病気や特性によって一人での生活に不安や困難をおもちの方、ゆっくりと自分のできることを増やしていきたいと希望される方におすすめです。

洗濯や掃除など一人でおこなうことが難しい場合は、職員と一緒におこない、できる部分を増やしていけるような関わりをします。