“やりたい仕事”ってなんだろう

こんにちは

ラファミドで世話人をしている国府です

すっかり春めいて…というかもはや夏を感じる気温も多くなってきましたね

この時期、毎年毎年「あれ、なに着てたっけ🙄」と服装迷子になるのですが、そろそろ卒業したいです

私のやりたい仕事

さて、今回は「本当にやりたい仕事ってなんなんだろうね」って話をしようと思います

先日大学時代の友人たちとご飯に行ったんですが、“転職するときにあると便利な資格はなにか”ってことを話してました

それぞれに仕事をしながら好き勝手生きてきた女たちですが、そろそろ次のステップも考えるお年頃です

いろんな資格教えて~と言っていた子にみんなそれぞれ、どんな働き方がいいのか、分野のこだわりはあるか、希望年収は、とか質問しながらありとあらゆるよさげな資格を挙げていきました

いろんな質問の結果、その彼女は「分野のこだわりはない、今の仕事で上に行きたい(出世したい)とは考えていないから転職したい、生きていくのに苦労したくないけど頑張って仕事したくない」という考えを持っていることがわかりました

その要望をもとに、多種多様なあると便利っぽい資格やら職場やら働き方から生き方までたくさんの話が出ました

 

今は本当にいろいろな働き方があって、いろいろな生き方があって、SNSを通してリアルな情報を得ながらどう生きるかを選択できるっていうのがすごくいいですよね!

私もかつては属性に対して世間から求められるもの(男とは、女とは、学生とは、社会人とは、子とは、親とは…などなど)に応えなきゃっていうプレッシャーを(勝手に)感じて苦しんだ時期もありました

いろいろな働き方、生き方をする人たちの発信や発言を見ていると、“世間”から求められるものに応えなくてもいいんだ!”と気づけて、すごく気が楽になったものです

 

友人たちと話している間もその後も、なんとなく考えていました

「私、なんでこの仕事してるんだろう」

先ほども書いたように、自由に好きに生きていい!の中から、結局この仕事を選んで生活しているにはそれなりの理由があるはず、と思ったんです

子どものころの夢は、最初はバレリーナ、次に看護師、ほかにも獣医やパティシエや裁判官や報道カメラマンになりたい時期もありましたが、見事に叶わず心理士に落ち着きました

今だって、なれるものなら報道カメラマンにも、バレリーナにも、海の見えるおしゃれカフェやりながらおしゃれな古民家で猫や犬と一緒にていねいな暮らしする人にもなりたい

それでも私は、精神障害者の方の生活の支援をして生きています

 

SHIPに転職

中途でSHIPに入職して、かれこれ丸4年経とうとしています

 

以前は非常勤の心理職としていろんな職場を転々とするような働き方をしていましたが、なんやかんやあって常勤になろうと思い転職を考えました

転職するにあたっての条件は以下の5つ

①常勤(正社員)

②完全週休2日制/年間休日120日以上

③平均的な(あるいはそれ以上の)月収と年収

④残業なし(する必要がない)

おまけ:心理士資格を生かせる/これまでの経験を生かせる(=評価につながる)

専門職と一般職を同時に探していて、SHIPと一般事務で募集していた会社の2か所から内定をいただきました

どちらも条件はほぼ同じです

 

当時は言葉にできなくてなんとなく決めたみたいな感じだったんですが(申し訳ない)、SHIPで働くことを決めた理由は、

『人間にかかわる仕事じゃないとおもしろくなさそう(飽きそう)だから』

が1番近い気がします

仕事自体はこの世に溢れるほどあるし、私の友人のように何の仕事をするかは重要ではなく、ただ生きるために何でもいいから働くのだってすごいことです

それでも私は、どうせ働くなら「おもろ!」ってことが毎日転がっているような仕事がいい…!

 

人間はみなそうですが(たぶん)、1度決めたことも気分によって変えたくなったりしますよね?やる気満々で約束したことがめんどくさくなっちゃったりしますよね?

私がそうです

そして利用者様も、中にはそんな方もいます

「約束したことはきちんと守ってもらわないと困ります」という気持ちも、「だってめんどくさくなっちゃった…あの時はそう思ってたけど今は違うんだよなぁ」という気持ちも、どっちもわかる

だから、利用者様と一緒に双方の“いいとこ取り”ができる方法を見つけようと思えるし、見つけられたときはすごく嬉しく楽しいです

よい結果につながったときはもちろんすごく嬉しいものですが、うまくいかなければいかないで、他にいくつ方策を考えられるか、全く違う視点から見ることができるか、自分と利用者様の想像力が試されているようで「これが醍醐味だよな~!」なんて感じています

つまり、『人間のおもしろさを感じたり、うまくいかないことに挑戦して試行錯誤して達成感を得られることもあればそうでないときもある、でもそれがおもしろい仕事』が私のやりたい仕事

そのうえで、持っている資格やこれまでの経験を活かせる対人支援の仕事は、今の自分にとってベストな職業なのでは!と、いろいろ考えた末に辿り着きました

(働き始めて感じたことも多いので、半分後付けではありますが、結果的に性分に合っていたと思います)

 

 

今、新しい職場をお探しで、ご縁があってこのブログを見ていただいている方に伝えたいのはこういうことです

障害者福祉の仕事、めちゃくちゃおもろいですよ!!!!

 

いや、当然おもろいだけではないんですけど、楽しいことも辛いことも、うまくいくこともいかないことも、いいことと考えていいのか悪いことと考えていいのかわからないよってことも、利用者様や私たちに起こる出来事すべてがまさに人間が生きている姿そのもので、その体験に触れて、支援したり見守ったり応援したりできる仕事の1つなんです

誰かの人生にじっくり向き合うって、そう簡単に経験できるものじゃないと思っています

私と同じように「これが醍醐味」と思っているわけではない職員もいるでしょうし、「誰かのために働きたい、人を支えたい」という情熱を持っている職員だってもちろんいます

(どんな職員がいるのか、SHIPのブログや各事業所の職員紹介もぜひご覧くださいね!)

そんないろいろなタイプの人がそれまで培ってきた知恵と経験を出し合い、話し合い、協力し合いながら働いていて、違う考えを持っていても否定されないのは良い環境だなぁと痛感しています

偶然巡り合えた職場だったかもしれませんが、この年齢になってもなお、本当にやりたい仕事に気付かせてくれて、それをさせてもらえる環境にいられることはすごく幸運なことですね

 

SHIPで働くことを考えている方のほかにも、施設の利用を検討されている方も随時各施設の見学・体験が可能ですので、ぜひ積極的にお問い合わせください!

いろんなタイプの職員一同お待ちしています

 

お気軽にお問い合わせください。