115kgの壁を突破! ~ラファミド流のダイエット支援~
こんにちは!
ラファミド八王子で世話人をしている武田です。
本年もよろしくお願いいたします。
早速ですが、皆さんは今年達成したい目標はありますか?目標に向けて、努力を続けることはとても大変なことだと思います。今回は、私が担当しているAさまが、減量に取り組み続けられるように行った支援をご紹介いたします。この事例が何かのヒントになれば幸いです。
Aさまの紹介と課題
Aさま(30代男性:統合失調症)は【長生きのために減量したい】という目標があり、これまで数多くのダイエット(分食ダイエット、オートミール、ダイエットアプリの活用etc…)に挑戦してきました。統合失調症の他にADHDの特性をお持ちで、空腹時は衝動的に食べ過ぎてしまったり、手持ちのお金を食べ物に使ってしまったりすることが続き、なかなか結果が出ませんでした。その結果、体重増加に伴う体調不良も増えてしまう状況でした。そんな中、Aさまがたどり着いたのが、自分でご飯を用意して、おかずは宅食を利用する方法でした。
(2022年12月の体重が125㎏でした)
これまでの支援について
ラファミドでは、Aさまの【最適な方法を模索して挑戦し続ける】というストレングスを活かし、本人の努力を認めながら面談でサポートを続けてきました。その一方で、Aさまご本人、ご両親、病院、ラファミドの連携が不足しており、関係者間で目標が曖昧になり、支援が効果的に進まないことが課題となっていました。面談では以下の通り、体重の推移を可視化して一緒に確認していました。
実施した支援について
上記の課題を解決するために、Aさまを中心に、ご両親、病院、ラファミドが一堂に会する「定期カンファレンス」を開催することにしました。
このカンファレンスでは、3ヶ月に1回、取り組みの振り返りと課題の共有を行い、目標と役割を明確にしました。
設定した目標
①収入の範囲内で生活する
②健康的に体重を減らす
③日常生活を整える
役割
Aさま:①宅配弁当の利用を継続する ②支出を毎月ご両親に報告する ③部屋をきれいに保つ
両親:出納帳の作成と、金銭管理のサポート
病院:医学的な視点からの助言
ラファミド:①Aさまの進捗を確認し、次の目標を一緒に考える ②必要に応じてご両親や病院と連携を取る
結果
上記の取り組みを続けた結果、2023年の平均体重が120㎏だったAさまが、2024年12月には「115㎏の壁」を突破し、113㎏まで減量することができました!減量に伴い、体調も安定するようになりました。また、ご両親が金銭管理を担ったことで、無駄な支出が減り、食べ過ぎることも減りました。
まとめ
Aさまの事例は、本人の努力はさることながら、定期カンファレンスを通じて、個々の支援から、全体で一貫した支援ができるようになりました。その結果、Aさまの生活が安定し、目標に向けて歩み続けられています。
今回の事例を通じて、支援はひとりで行うものではなく、チームとして取り組むものであることを改めて学ぶことができました。今後も「ONE TEAM」の意識を大切にしながら、利用者様の自己実現に向けてサポートしていきたいと思っております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
空室がこざいますので、お気軽にお問い合わせください。
見学・体験お待ちしております。