“おしゃべり”の対人支援
こんにちは!ラファミド3・4棟で世話人をしている国府です
先日は桜も開花し、春本番ですね🌸
私はことしも花粉症にやられています…
あらゆる花粉にやられるので、1年中花粉症なんですが🙄
さて、今日はおしゃべりのお話をしようと思います
仕事っぽく言うと「雑談力」ですね
雑談力、本屋さんのビジネス書コーナーでたくさん見かけますよね
グループホームにおいても、この雑談力=おしゃべりが力を発揮する場面があるな~と感じる出来事がありました
おしゃべりはどんな力を持っているか
皆さん、仕事でもプライベートでもきっと普通に、何気なくおしゃべりしていると思います
私がおしゃべりに対人支援の力があると感じたのは、ラファミド入居者様のこんな言葉でした
なんでもいいんです
とにかく誰かと何か話していると気が紛れるんです
その方はここ数ヶ月調子が悪く、幻聴のうるささに悩まれていました
特に幻聴がひどいとき、スタッフルームにいらしてなんでもない雑談をしていくことが増えていました
私は「支援者として有益な情報提供をしないといけないのではないか」と思っていつも少し緊張していたのですが、
その方は先ほどの様におっしゃいました
症状として幻聴が出ているときに、目の前にいる誰かと楽しく、なんでもない話をすることで、
幻聴以外のことに気持ちを向けるきっかけになるんだそうです
そのとき話していたのは、好きなお菓子のことや、テレビのこと、どんな人が猫に好かれるか、など本当に他愛ないことでしたが、
こういったおしゃべり自体が誰かを支える力になることもあるのだと思うと、嬉しい気持ちでした
社会的で快適なおしゃべりには何が必要か
『なんでもいい』とは言うものの、私たちはお友達ではありません
支援者と利用者様という関係性における“社会的で快適なおしゃべり”って結構難しいな…と感じました
まだ十分に関係ができていない段階ではなおさらです
ネットで「雑談力」を検索すると、こんな記事がヒットします
(東洋経済オンラインhttps://toyokeizai.net/articles/-/396841)
(プレジデントオンラインhttps://president.jp/articles/-/52072)
「今日はいい天気ですね」も雑談ですが、相手に「そうですね」とだけ返事されてしまっては会話が続きません
オープン・クエスチョン(Yes/Noだけで答えられない質問)を駆使して会話を引き出したり、
初対面や関係が浅い人との会話では食べ物や最近あったニュース、その人が身に着けているものなどのテーマだと印象がいいようです!
すごく勉強になります😮
記事では質問項目や話題に特化していましたが、大前提として相手をよく観察して、適切だろうと思われる話題を選ぶという技も必要そうです
初対面の人と会う機会が多いであろう営業職の方は、場数を踏むことで自然とそういったスキルを身につけていらっしゃるかもしれませんね💡
グループホームに異動してきて痛感しましたが、本当に生活に密着した支援であり、生きていくことにまつわるあらゆるご相談への対応が求められます
利用者様との“社会的で快適なおしゃべり”も楽しみつつ、自分のこれまでの、これからの人生経験をフルに活かして、
皆様の生活を支える一翼を担おう!と心意気を新たにしました💪
グループホームの生活にご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問合せください!
見学・体験も随時受け付けております😊