実践的な避難訓練を行うために ~ ラファミド八王子Ⅱ棟の取り組み ~

気がつけば、令和元年も残り2ヶ月を切り、朝晩の冷え込みが本格的になってきました。ラファミド八王子の近郊でも、落ち葉が増え、町のあちらこちらで秋が深まってきました。1年の早さを実感している今日この頃です。こんにちは。ラファミド八王子の職員の成瀬です。

ラファミド八王子では、年に2回、避難訓練を行っています。例年、春と秋です。開設して年月が経つと、恒例の行事となり、どこかいつも通りというか、何かまったりとした雰囲気で、少し緩やかな避難訓練となってしまうのが現状です(汗;)。

そこで今回は、

「避難訓練の日のみ利用者様へお伝えし、時間はお伝えしない」という変化を取り入れてみました。
「災害は突然やってくる」という現実的な場面を想定しての取り組みです。

実際に取り組んでみた所

良かった点

 

改善が必要な点

 

さらに、実践的な取り組みができそうな点

 

以上3点がわかりました。

まず、良かった点についてです。

突然始まった訓練ではあったものの、開始から2分半程度で避難場所に設定した敷地内の場所に集まる事ができました。
さらに、当日の業務日誌、利用者様の予定表を持ち出し、外出記録簿を確認したり、職員間の速やかな報告を受けたりする事により、正確な所在確認が把握できました。
この点は、次回以降も継続したいと思います。

次に、改善が必要な点についてです。

日頃より、掲示にてお知らせはしていましたが・・・

参加された利用者様の半数以上が、障害者手帳とお薬手帳を持ち出していなかった・・・

この事から、今後は掲示に加え、日頃から持ち出しているのかを確認していく事となりました。普段の手間は掛かるのかも知れませんが

「備えあれば憂いなし」

職員も日頃から意識が必要です(汗;;)。

また、避難の途中に、トイレを使用する方が数名いました。

生理現象なので、致し方ない所はありますが・・・

実際の災害の時は・・・

この事から、今後は避難訓練の際に使用するトイレを限定していく事になりました。もしもの時の為に、訓練の時から意識できるよう、利用者様にも協力が必要です。

 

そして、さらに実践的な取り組みができそうな点です。

今回は利用者様に「避難訓練の時間は、お伝えしない」ことになりましたが、

次回は

「避難訓練の日のみ職員が把握しているが、時間は避難訓練担当職員以外に誰も知らない」

に挑戦してみる事となりました。
いつ何時、災害に見舞われるのかわからないので、職員側も常に頭の片隅に留めておくことが大切です。

利用者様と切磋琢磨し、職員も意識の高い防災の対策を行っていけるよう、ラファミド八王子の挑戦は続きます。

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